笠取山 2015年12月5日(土)

2015年の山
12 /10 2015
メンバー:H
天気:快晴

ようやく山から雪の便りが聞こえてきて雪山に行きたいとは思う。
今週は土曜日の日帰りでしか出かけられない。
短時間で行けて少しでも雪がありそうなところと考えて笠取山を選んだ。
11月28、29日のヤマレコの記録では雪山っぽい景色だったんだけど、
残念ながら雪はすっかり解けていた。

それでも朝の冷たい空気と雲一つない空の青さに冬が来たことを実感。
笠取山西峰では白い南アルプスが見られて満足した。

中央高速、国道411号経由で一ノ瀬林道に向かう。
落合で左折するところを見落とし、オイラン淵まで行ってから林道に入った。
この日は道路の凍結はなく、まだスタッドレスに替えてなかったので助かった。



作場平に駐車。
8時ごろで止まっているのは5台くらい。
さすがにもう登山者は多くないようだ。



ヤブ沢沿いの登山は何回も橋を渡る。
沢沿いの道は日も当たらず、とても寒い。
雪はなくなっているけれど、まさしく冬の寒さだ。



1時間ちょっと歩いてヤブ沢峠に着く。
ようやく体が温まってきた。



ヤブ沢峠から15分で笠取小屋。
この時はシャッターが下りていた。



小屋周辺の登山道はまるで廊下のようにきれいに整備されている。
ゆるゆる登って行くと防火帯に出て左側が開けてくる。



雁峠への分岐を過ぎて小さな分水嶺に着く。
ここから東側に降った雨は荒川に、西側に降った雨は富士川に、
南側に降った雨は多摩川になるそうだ。



分水嶺から下りて笠取山に登る。
鞍部の標識は山頂を巻いて水干に向かう分岐だ。



笠取山の登りはまっすぐで急だ。
距離は短いけれどきつい。
時々振り返って富士山や南アルプスを眺めて息を整える。



笠取山西峰、分水嶺から25分、鞍部からの急登は15分くらいだった。
山梨百名山の標識は倒れていた。



スケッチ山行で行った雁峠が西側によく見える。



南には富士山。



富士山の西に南アルプスが連なっている。
右端が北岳と鳳凰三山が重なっていて左に間ノ岳農鳥岳が続く。

この山頂はは広くて眺めも良いが、ちょっと風があって寒いので
少し休んで先に向かうことにする。
東に向かう稜線は今までと一転してシャクナゲに覆われ、岩場状になる。



5分ほど進むと三角点があり、立派な山頂標識があった。
こちらが本来の山頂のようだ。



北側には雪が残っており、登山道は凍結している部分があった。
山頂からの下りは急なので注意して下りる。

唐松尾山への道を分け、水干尾根の分岐に出る。
この分岐を右へ行くと水干を通って7番目の写真の分岐に戻る。
左に行くとシラベ尾根の分岐になる。
とりあえず水干を見に行くことにする。



石垣できれいに整備されたトラバース道を5分ほどで水干に着く。



水干とは沢の行き止まりのことだとか。
ここに滴る多摩川の最初の一滴は伏流水となり、
この下60mのところで地上に出て沢となって流れ出す。



すぐ近くにテーブルがあったのでここでお昼にする。
風もなく日当たりもよく最高の場所だ。



お昼のあとに多摩川の源流を見に行く。
道がちゃんとつけられていて最初の流れまで誰でも行ける。
昔来た時はこの道はなかったと思う。

この沢を下るとすぐにシラベ尾根の登山道に出るんじゃないかと思ったが、
転んで濡れたりすればバカみたいなのでおとなしく元の道を戻ることにした。

トラバース道を戻ってシラベ尾根の分岐まで来たところで悩む。
ここから右に笠取小屋へ戻るか、左に黒槐尾根に向かうか。
笠取小屋から一休坂へ向かっても最後は朝と同じ道に出る。
いっぽう黒槐尾根はまったく違う道を周回することができるのだが、
最後に舗装道路を歩かなければならない。
エアリアマップだと黒槐尾根の方が所要時間時間が短かく、
登山口にあったパンフレットでは一休坂経由の方が短く記載されている。
時間は大差ないだろうと周回コースの黒槐尾根を下ることにする。



黒槐尾根分岐。
直進すると将監峠に着く。
右に黒槐尾根を下る。



行く前にざっと調べたヤマレコの記録では
黒槐尾根はまったく出てこなかったので歩きにくいのかなあ、
とちょっと心配だった。
道幅は広くぬかるみも急なところもなく、とても歩きやすかった。



一ノ瀬林道に出る。

作場平までどのくらいかかるのか?
エアリアマップでは25分、パンフレットでは40分となっている。
結果は足の遅いわたしでも25分で着いた。

8:10作場平―9:15~30ヤブ沢峠―10:00分水嶺―10:30~50笠取山西峰―11:30~12:00水干―13:00~05黒槐尾根分岐―13:55一ノ瀬林道―14:20作場平
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奥久慈男体山 2015年11月22日(日)

2015年の山
11 /30 2015
メンバー:H
天気:曇り

11月は3週目まで天気やその他の理由で山に行けなかった。
これといった計画もないままに4週目の3連休となってしまった。
連休最終日は雨予報だったのでせめて日帰りハイキングをしようと
奥久慈男体山に行くことにする。
奥久慈は我が家から遠いので日帰りコースでも気軽には行けない。
翌日も休日なら帰りが遅くなっても気にならないのでちょうどいい。

袋田駅に車を置いてJRで西金駅まで移動し、
男体山から袋田の滝まで縦走するつもりだった。
しかし袋田駅発のJRに乗り遅れてしまい、
第2案に考えていた大円地から男体山に登り、
鷹取岩まで行く周回コースに変更する。



古分屋敷駐車場の路肩に車を置く。

奥久慈は初めてで土地勘がなく、
西金の林道を走って最初に目についたここに駐車してしまったが、
大円地駐車場の方が広くてトイレもきれい。
この日は紅葉シーズンの連休で大円地の駐車場もこの時間ではいっぱいだった。
西金の林道は道幅が狭く、すれ違いには苦労する。
距離は長いけれど奥久慈パノラマラインを通った方が気楽かもしれない。



古分屋敷から車道を下り、大円地の駐車場を過ぎて登山口がある。



登山口から茶畑の間を行き、すぐに健脚コースと一般コースの分岐となる。
左の健脚コースに進む。



しばらくは普通の登山道。
健脚コースと言っても普通に家族連れのハイカーが登っている。



滝倉からの道を合わせ、クサリ場が始まるとすぐに渋滞があった。



周囲は紅葉が残っていて美しく、写真を撮りながら待つ。

このクサリ場を登りきったところでベビーキャリーをかついだ若いパパが
道を譲ってくれたのでそれ以降はほとんど待たされることはなかった。



クサリ場があってもクサリは必要ないんじゃないかというレベル。



袋田の滝への分岐にはあずまやがある。
ここから頂上まではすぐなので休まずに通過。



奥久慈男体山の頂上。
山頂には男体神社奥社と電波塔がある。



男体神社奥社、すごいところに建っている。



これから向かう櫛ヶ峯から鷹取岩方面の景色。



山頂で休憩後、まず大円地越に下る。



大円地越周辺は色とりどりの紅葉が残っていた。



大円地越のベンチでは地元(?)のパーティーが盛り上がっていた。
こんな素敵な場所で宴会とは羨ましすぎる。



大円地越から登って櫛ヶ峯へ向かう間も紅葉が素晴らしかった。
途中で紅葉を見ながらカップ麺でお昼にする。



小草越付近の北側は人工林で伐採の手が入っているようだった。



小草越から登って行くと登山道は断崖の縁を通るようになる。
右を覗くと遮るものなく、下の景色が見える。
この写真真ん中の建物は登山口にある大円地山荘だ。



コケたら真っ逆さまだ~。



フジイ越から古分屋敷への道が分岐する。
通行注意の張り紙がある。

そちらへ下る前に鷹取岩まで行ってみよう。



入道岩、人の顔のよう。



鷹取岩の上から入道岩、右奥は男体山頂上。
標柱にかかっているトラロープの左は地面があっても崩落してえぐれている。



入道岩に戻って鷹取岩を見る。
色が変わっている部分は崩落の跡だ。

フジイ越まで戻り古分屋敷へ下る。
かなり急な下りだ。



ここが通行注意の箇所らしい。

Hがいる場所が1番足場が悪いところなのだが、
ロープは張ってあっても中間支点がないのでそこで足を滑らせると
ロープが伸びてヤバいことになってしまう。
この箇所を過ぎたらあとは普通の登山道。

この下りは男体山の健脚コースよりずっと危険なコースだった。



最後は民家の裏庭を通って古分屋敷駐車場に戻った。



下山後、袋田の滝を観光した。
まず滝に向かうと帰る車で道が大渋滞してて、
こんなに滝見物に来る観光客が多いのかと唖然
もう午後も遅かったので入る車はそれほどではなく何とか駐車場入る。

観瀑施設利用料は大人300円(JAF割引を使って250円)。
滝を見るだけでお金がかかるとはつゆ知らず、ここで2度目のびっくり。
普段は午後5時までのところ紅葉シーズンで午後8時までライトアップされていた。
1年で1番紅葉の季節が混むらしく、
第二観瀑台に上がるエレベーターは30分くらい待たされた。
並び始めたときは50分待ちと言われたのでこれでも早くなったようだ。
袋田の滝は確かに素晴らしかったけれど、あまりに観光地化(俗化)されており、
縦走した後ここにたどり着いたらがっかりしてしまったかもしれない。

9:30古分屋敷駐車場―9:45健脚コース分岐―10:50~11:20男体山頂上―11:55大円地越―12:20~12:50櫛ヶ峯付近―13:10小草越―14:05~15鷹取岩―15:00古分屋敷駐車場

栗子山摺上川滑谷沢 その3 2015年10月23~25日

2015年の山
11 /07 2015
10月25日(日) 天気:曇り時々みぞれ混じりの雨

滑谷沢3日目、昨夜の雨は上がったけれど一気に気温が下がって初冬の気候になる。



この日は二俣から左俣を遡行して大平橋付近から
東栗子トンネルに下山する。



寒いので濡れたくなくて慎重になる。
ちょっとした淵も水に入らないで突破しようと右往左往してしまう。









ブナの黄葉がきれい。



40分ほどで10mの滝。



左から巻く。
踏み跡があるが、トラバース部分で一歩だけ滑りそうなところがあって
シュリンゲを出して確保した。



その上にはナメといくつか小滝がある。



この小滝は左から越える。



上から見るとZ型になっている。



二俣から1時間半で裏見ノ滝。
昨年は少し戻って左から巻いたが、今回はすでに雨具を着こんでいるので
滝の裏を通って巻くことにする。



ササっと通れば濡れずにすむ。
三本松沢の出合の小滝を登って裏見ノ滝の上に簡単に出られた。



右岸の広い天場適地で休憩する。
この頃から小雨が降ってきてサラサラと音がする。
よく見れば雨の中に氷の粒が混じっている。



裏見ノ滝から先はひたすらナメ混じりの川原歩きだ。

30分歩いたところで右岸の立ち木に小さな赤テープが巻いてあった。
昨年はここから踏み跡をたどったと思う。
今回は林道が一番近くなるところまで沢を行くことにする。
時々GPSで確認しつつ進む。



あざやかな紅葉。



結局さらに30分くらい沢の中を進んでから右岸のヤブに突入する。
すぐに赤テープから続く林道への踏み跡があった。



さらにヤブを漕いで行くと林道に出た。



林道を烏川橋へ下る。



雨は降ったりやんだり、時折日が差すと紅葉が輝く。

烏川橋で靴をはき替えさらに下る。
二つ小屋トンネルには車が1台止まっていた。



東栗子トンネルに到着。



飯坂温泉の『鯖湖湯』(200円)で汗を流す。
ここは松尾芭蕉も入ったという歴史ある温泉らしい。
石鹸やシャンプーはもちろんシャワーもカランもない。
脱衣場と湯舟があるだけ。
それは良いとしても湯温が46度もあり、熱すぎてゆっくり入っていられない。
体や髪を洗うのも大変だった。
山の帰りに入るなら昨年入った『波来湯』の方が良かった。

7:35二俣―9:10裏見ノ滝―9:20~30天場適地―10:35林道―11:20~45烏川橋―12:40東栗子トンネル

栗子山摺上川滑谷沢 その2 2015年10月23~25

2015年の山
11 /02 2015
10月24日(土) 天気:曇りのち晴れ、夕方から雨

2日目は二俣まで行ってテントを張ってから
12時ごろまで右俣を遡行してみることにする。
1日目に二俣まで行っておけばテントを持って右俣から栗子山まで登って
三本松沢下降という可能性もあったが、
出合に泊まってしまったので時間が足りない。
もっともわたし達の体力ではテント装備を持って山頂までヤブ漕ぎなんて
無理そうなので妥当なプランに落ち着いたということだろう。



この日の朝食はナメコそば。
天然ナメコ、最高!



朝は曇って風があり寒かった。
風が吹くたびに落ち葉が舞い、山は急速に冬に向かっている。



滑谷沢を遡行。
烏川よりは水量が多い。



昨年より流倒木が多い気がする。
9月の豪雨の影響だろうか。



すぐに2mくらいの滝、右から簡単に越える。
二俣まではずっと緩やかで滝もあまりない。



ナメ小滝がいくつか。



小滝も簡単に越えられるが、岩のヌメリが強くて滑りやすい。



二俣までの間で唯一滝らしい滝、5mくらい。
晴れてきて暖かくなってきた。

この滝のあと沢はU字型に屈曲して現在地がわかる。
二俣まで川原歩きが続く。



出合から約2時間で二俣。



二俣手前右岸の天場適地にテントを張り、
荷物を軽くして右俣に入る。



右俣はミニゴルジュで始まる。



小滝が続く。
岩がヌメヌヌメして滑りやすい。



またミニゴルジュ。
水に落ちたくないので緊張する。



8mナメ滝は右に明瞭な巻き道があり、
一つ手前の滝からいっぺんに巻いた。



巻き終わりには右岸にきれいな滝の支流が入る。



5m幅広滝は左から登れる。



小滝がいくつも続く。
広い釜を持つものもある。
深くはないので夏ならジャブジャブ入っていけるところだが、
やはりこの季節は濡れたくないので慎重にへつって行く。



左岸から滝となって支流が入る。
この滝は高さがあってきれいだった。



2段5m滝だろうか。
12時になったのでここから下ることにする。
奥の二俣まではまだ半分くらいだろうか。
まだ先に行く時間はあるが、同じところを戻るって
遡行意欲が下がってしまい、もういいやって気分になる。

ここは日陰で暗いので左岸支流出合まで戻ってから休憩する。
滑りやすいので登り以上に気を使いながら下降する。



途中でナメコを採取。

この日は夕食の支度をしている最中に雨が降り出してしまった。
夕食はテントの中で、焚き火も途中になってしまった。

7:55滑谷沢出合―10:05~40二俣―12:05~10二段5m滝―14:15二俣

栗子山摺上川滑谷沢 その1 2015年10月23~25日

2015年の山
11 /01 2015
メンバー:H
10月23日(金) 天気:晴れ

昨年、会山行で栗子山の滑谷沢に行き、
黄葉の沢の美しさとキノコやイワナなど山の豊かさに大感激。
今年はぜひHと行こうと決めていた。
どうせ行くならゆっくりしたいし、右俣の様子も見たいと2泊3日で計画した。
またナメコを採りたいと昨年と同じ時期に予定をくんだのだが、
今年は季節の進むのが早くて遅すぎだったかと不安に思いながら出発した。

昨年同様、東栗子トンネル福島側入り口に車を置き、登山道に入る。



この道は万世大路という明治時代に作られた国道の名残だそうだ。
右に見える石垣はその頃のものだろうか?



1時間で烏川橋に着く。
橋の上で靴をはき替え、左岸から沢に下りた。



烏川は異様に水量が少ない。
9月の豪雨の後10月は雨が降っていないのだろう。
狭くなった流れにイワナがうじゃうじゃいるのが見える。



さっそくナメコを発見。
乾燥していてヌメリが少ない。
笠がシワシワになっているのもある。
たくさんあるので良さそうな株を選んで採る。



やはり昨年より黄葉が進んでいて一層美しい。



浅瀬で大きなイワナがもがいていた。
水量が多いときに入ってその後水位が下がって出られなくなってしまったのだろうか。
Hがつかんで深いところに逃がしてやる。



最初の滝は右岸から巻く。
下りるところにはトラロープが下がっていた。
この滝は水量が少なくて美しさが半減している。






左岸から支流が入るところで休憩する。
GPSで確認するとまだ三分の一くらいしか下っていない。
キノコやイワナに気を取られてやたら時間がかかっている。



ちょっとした深みにはイワナがうようよいる。
この写真、わかりにくいけれど5~6尾は写っている。



沢の流れはあくまで穏やか。



倒木があればキノコはないかと覗いてみる。
これはムキタケのような気がしたが・・・
ムキタケは毒キノコのツキヨタケとよく似ているらしい。
とても食べる勇気はない。



砂地にクマの足跡らしきものが!
右岸の林から動物の唸り声のような鳴き声のような音も聞こえる。
あせってクマ鈴を振りながら足早に通り過ぎる。



中流部のゴルジュ帯。



右岸通しで下りられた。



クモ沢出合。
キノコを探しつつ下る。
昨年は水辺の倒木にもナメコを発見できたのだが、
9月の豪雨で流されてしまったのだろうか。






滑谷沢出合直前の小滝。



滑谷沢出合に着いたのは15時半だった。
できれば二俣まで行きたかったが、すっかり遅くなってしまい
1日目はここでテントを張ることにする。



滑谷沢右岸にテントを張る。
極上の天場だが、薪は少なめなのが難。
ここでは張るパーティーが多くてなくなってしまうのかな。



この日の夕食はナメコ入り鯖汁。
豚汁にしようと豚肉の味噌漬けを用意しておいたのに家に忘れてきてしまった。
仕方なくコンビニで鯖缶を買って代用したのだった。

東栗子トンネル10:10―烏川橋11:10~45―滑谷沢出合15:30

nincabe

学生時代から趣味の山登りを続けています。出産子育て中のお休みをのぞいても30年以上になります。
若いころのようながむしゃらさはなくなりましたが、今も月2回は山に行きます。

そんな山の記録を中心に綴っていきます。