北アルプス蝶ヶ岳(敗退) その3 2013年12月28日~30日

2013年の山
01 /11 2014
12月30日(月) 天気:晴れ



徳沢からモルゲンロートに染まる明神岳を見る。

この日は残念ながら下山しなければならない。
天気は前日よりさらに良さそう。
家族に一言1日下山が遅れるかもと言ってくれば・・・と悔やまれる。



後ろ髪惹かれる思いで徳沢を後にする。



上高地へのトレースは入山時よりくっきりはっきりしている。
わたし達はツボ足だが、
その後すれ違った入山者はワカンやスノーシューを履いているのが不思議だ。



梓川の上流に白い山がうっすらと姿を見せている。
常念岳だろうか?
蝶ヶ岳は長塀山があるため見えない。



明神に着く。
この日は誰もいなかった。

明神を過ぎると多くはないけれど入山者とすれ違うようになる。
中にはザックをソリに載せて運ぶ登山者がいた。
確かに冬山用のザックは重いけれど・・・



梓川の流れ。



早くも小梨平に。
雪上キャンプの人もチラリと見かける。



河童橋に到着。



この日は観光客も入っている。
ジーパンにスニーカーという軽装の人も見かけた。



岳沢が見える。



河童橋の向こうに焼岳。



焼岳。



明神岳。

いつまでも見ていたいけれど、そうもいかず出発する。
帰りは大正池で休んで湖畔に下りてみる。



大正池からの焼岳。



大正池からの岳沢。

大正池ホテルは年末年始は営業しているらしい。
こういうところで年越しするもいいなあ。
そういう方が似合う年齢ではあるけれど、
でももう少し冬山とかで足掻きたい。



1日目と違って晴れているので気持ちよく歩ける。



釜トンネルをくぐれば下界。

トンネルの出口にはタクシーが客待ちしていた。
バスの時間には間があるのでタクシーで駐車場まで帰った。

8:35徳沢―9:45~10:00明神―11:10~35上高地―12:30~45大正池―13:30中の湯
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北アルプス蝶ヶ岳(敗退) その2 2013年12月28日~30日

2013年の山
01 /05 2014
12月29日(日) 天気:晴れのち雪、風あり

前日の雪はやんでいた。
積雪量も増えるほどではなかった。
天場ではほとんど風は感じないが、
上空の風は強いようでゴーっという音がすごい。

この日は徳沢から蝶ヶ岳を往復する予定。
かなりの長丁場なので朝早く出発した方が良い。



徳沢にテンパっている人はほとんど蝶ヶ岳を目指すはずだが、
まだ誰も出発した様子が見えない。
ずるい考えかもしれないけれど、
最初に歩くよりは誰かの後に着いて行った方が楽ができる。
しばらく様子をうかがっていたが、仕方なく出発する。



空は晴れて白い明神岳が浮かび上がっている。



まだ暗い。



トレースがなければ日帰りで蝶ヶ岳まで行くのは絶対に無理。
あるかどうか不安だったトレースは登山口からしっかりあったのでほっとする。
前日雪が降っていたのにくっきりしたトレースに見えたので
当然先行パーティーがいると思った。



登り始めてすぐに樹間から見える山が赤く染まり始める。



モルゲンロートに染まる明神岳。






下部はそれほど雪は多くない。
急なのでアイゼンを付けた。



明神岳は15分もすると真っ白な姿に戻った。

1時間ほど登ったところでトレースが二手に分かれた。
よりはっきりして見えた左のトレースを追っていくとトラバースした後、
新雪の急登をもがいて登ることになり、突然トレースがなくなった。
トレースが分れたところまで戻って今度は右に進む。
ところがこちらも少し上でトレースはなくなった。
てっきり先行者がいると思い込んでいたのに・・・
どう探してもないものはない。
前日偵察にでも登った人がここで引き返したということなのか?
この日はわたし達が1番乗りだったということらしい。
これで蝶ヶ岳まで行くことはあきらめるしかない。
しかしせめて長塀山くらいまでは行きたい。

ワカンをつけている間に泊まり装備の単独氏と
日帰り装備の男女の2人パーティー(あとでK山岳会の方と判明)
が先行してラッセルしていった。
この3名の方とわたしたち2人合わせ5名で交替しながらラッセルで登って行った。



わたし達もワカンをつけて後を追う。



ラッセルするK山岳会の方と続く単独行氏。



ラッセルするH。
長塀尾根は地形的特徴がなくトレースがないとルートファインディングも難しい。
今回は場所によっては登山道が溝になってわかる部分もあったが、
ほとんど赤テープが頼り。
木の幹に直接赤丸が書かれていたりもするが、
積雪量が増えれば見えなくなりそう。
3月に行った時はルートファインディングにも苦しめられた。



もちろんわたしもラッセルした。

その後単独氏が大休止したのか、しばらくついてこなくなった所に
代わって日帰り装備のブルーのウェア氏が加わりラッセルを続ける。



後からラッセルに加わったブルーウェア氏。



5時間登ったところで『蝶ヶ岳まで3km徳沢まで3km』の看板を見る。
まだ半分かと愕然とする。
これで随分テンションが下がってしまった。
ここから少し登ったところで12時となり、
ブルーウェア氏K山岳会の方ともに行動中止して下山していった。

わたし達は未練たらしくもう少し登ったが、
長塀山までもまだまだ遠く、景色の変化も全くないので
12時半に下山することにした。
その時、単独氏が追い付いてきて一人さらに上を目指して登って行かれた。



最高到達点2400m付近。
単独氏のトレースのみが続いている。

下り始めると後ろには後続パーティーがいくつも続いていた。
この時間に登り続けるのは全て泊まり装備のパーティーだ。
これだけの人数が入っていれば翌日はトレースバッチリで
日帰りでも蝶ヶ岳まで行けたかもしれないとちょっと悔しかった。



途中でワカンも外し、徳沢まで2時間で下れた。



天場に戻るとさすがにぐったり。

この日も夕方からは雪がちらつき風が強くなった。
上部で天泊の人は寒いだろうな。

6:25徳沢―7:45~8:00ワカンつける―11:40~50蝶ヶ岳まで3km地点―12:40下山開始―14:50徳沢

北アルプス蝶ヶ岳(敗退) その1 2013年12月28日~30日

2013年の山
01 /03 2014
メンバー:H
12月28日(土) 天気:雪、風あり

3月に蝶ヶ岳を目指したのはいつだったろうか?
徳沢からの長塀尾根にはトレースは全くなく
赤テープだけを頼りにひたすらラッセルしたっけ。
その時は後続パーティーの協力がなく、長塀山にもたどり着けず敗退した。
いつかまたと思いつつあれから10年以上たつ。
年末年始ならまだ雪もそう多くないし、きっとトレースもあるに違いないと
全く同じプランで蝶ヶ岳を目指すことにした。

沢渡発9:40のバスに乗るつもりで余裕を持って自宅を出発したはずが・・・。
新島々をすぎると吹雪となり道路は凍結。
ノロノロとしか進めずついにはチェーンをつけたりと予想以上に時間がかかる。
沢渡に着くとすでに9:40!

GWのときに止めた1番手前の駐車場に車を入れて、
大慌てで靴を履き替え、両手にピッケルやワカンを持ってバス停を探す。
ところがバス停が見つからない!
そうこうするうちにバスが通りかかり、
ここはバス停ではありませんと言いながらも親切な運転手さんは乗せてくれた。

GWの時に乗ったのは上高地までのシャトルバス、
今回は松本からの路線バスなのでバス停は違うのだった。
ちなみに駐車場は冬季はどこも無料だそうだが、
きちんと除雪が入るのはバス停近くの駐車場だけらしいので行かれる方は注意。
中の湯バス停で降りた登山者は10数名。



釜トンネル入り口で長野県警の方が入山者をチェックしていた。
今回初めてネットで届けを出してみた。
その旨伝えるとそうですかで済んだ。

吹雪いているのでトンネル内に入って身支度を整え、1番最後に出発する。
トンネル内はところどころに非常口の表示が灯っており、
目が慣れてくるとライトなしでも歩けるが、
車が通ることもあるし、何かあると困るのでヘッドランプは用意していた方が良い。
トンネル内は凍結はなし。



トンネルは登りで30分くらいかかった。
こちらの方が中の湯より気持ち風が弱いような気がした。
大正池手前で同じバスに乗っていた6~7人のパーティーを追い越す。
以後、彼らは見かけなかったので小梨平あたりでキャンプだったのだろうか。



半分凍った大正池。

釜トンから大正池手前までは車が進入していた。
そこから先は歩きのトレースのみ。
天気が悪いので人は少ないが、たまにスノーシューハイクの人を見かける。
吹雪いているので屋根のあるところで休みたいと上高地まで休まず行く。



中の湯から上高地まで2時間かかった。
もっと近いような気がしていた。
こんなにかかるなら途中で休憩すれば良かったと思う。



閑散としたバスセンターで休憩。
少し風が強くなったようだ。



河童橋にも誰もいない。



上高地から先もトレースがあった。
わたし達はずっとツボ足で行ったが、
行きも帰りもワカンやスノーシューをつけている人がほとんどだった。



明神。
テントが2張りあった。






GWに行った徳本峠との分岐。
トレースはなかった。



明神から徳沢へ。
若干雪が増えてきたようだ。



徳沢の手前で夏道から離れて沢沿いに下りる。
そこだけ場所によってはツボ足では雪に足をとられる場合もあった。



徳沢に到着。

蝶ヶ岳までピストンするには横尾からの方が近いので
1日目に時間があれば横尾まで行ってしまおうかと思っていた。
徳沢に着いたのは16時過ぎ、とても横尾まで行く気力は残っていなかった。

徳沢ではテントがいくつか張られていた。
トイレは冬季用が一つだけ使用可能になっており、トレぺも置いてあった。
使用した紙は持ち帰りなのにトイレ内に残していた輩がいた。



トイレ近くにテントを張る。
うちのテントは夏用フライ。
なので上に持って上がることはできない。

横尾では水が出ているらしいが、
徳沢は水はなく雪を溶かして作る。
今回二人でガスカートリッジ2個で2晩充分だった。

10:40中の湯―12:45~13:00上高地―14:30~45明神―16:15徳沢

西黒尾根で雪と戯れる 2013年12月15日(日)

2013年の山
12 /15 2013
メンバー:H
天気:吹雪

Hが新しい登山靴を買ったので馴らしのために雪山に行く。
この時期、日帰りで行けて確実に雪があるところと言えば、
八ヶ岳か谷川岳くらい。
ロープウェイを使って天神尾根から谷川岳に登るつもりで朝早く家を出る。



関越道を走っている時点でこの天気。

これではとても谷川岳山頂まで行くことは無理。
ロープウェイ代もバカにならない金額なので
土合駅前に車を止めて白毛門岳を行けるところまで行ってみるか~と考えた。

ところが事態は予想を越えていた。
土合駅前にも雪がかなり積もっていて我が家のプリウスでは
わずかな坂を登ることができない。
下手な場所に駐車しておいたら帰りには出られれなくなってしまうかも。
駐車料金は惜しまずにロープウェイの駐車場に止めた方が賢明。



そんなこんなで西黒尾根を途中まで登って
新しい靴の具合を確かめることになる。



西黒尾根を登る。

先行者はいるようだが、場所によってはトレースが消えかかっている。
下山の時にはトレースがなくなってしまうのではと不安になったところで
上から6~7人のパーティーが二つ続けて下りてきた。
以降、くっきりしたトレースができていた。
その後も何人かの登山者が下ってきた。

Hはアイゼンも付けてみて新しい靴との相性を確認する。



2時間くらい登って再びトレースが消えかかってくる。
1300mくらいだろうか。
ここで下山する。



西黒尾根を下る。
送電鉄塔の辺りでツェルトをかぶってカップ麺のお昼。



下りは早く1時間くらいで駐車場に戻る。



谷川から離れるとだんだん天気は良くなり、
赤木高原SAでは青空が見えてきた。

9:35駐車場―11:35下山開始―12:05~45休憩―13:10駐車場

奥武蔵伊豆ヶ岳・子ノ権現 2013年12月8日(日)

2013年の山
12 /13 2013
メンバー:H
天気:快晴

H企画のハイキングで奥武蔵の伊豆ヶ岳に行く。
二人で山に行くのは8週間ぶり、
その間Hは山に行っていないので体力激落ちらしい。



正丸駅前の駐車場(24時間500円)に車を置き、出発。
ここですでに風が強く、とても寒い。

柚子や柿が実る里山の風景のなか、細い車道をたどる。



『安産地蔵尊』を過ぎ、『馬頭様』で登山道に入る。
林の中に入ったので風が遮られ、寒くなくなった。



沢沿いに10分登ると分岐があり、右へ。



最初に『ふたご岩』、続いて『かめ岩』という大きな岩が見られる。
写真は『かめ岩』。
『かめ岩』の辺りは自然林で少し紅葉が残っていた。

大蔵山で正丸峠からの道に出て尾根に乗る。
再び風があたって寒くなる。



男坂は落石の恐れがあるということで通行禁止になっており、女坂を登る。
女坂も頂上直下は通行禁止となっていて迂回路を通る。



伊豆ヶ岳の頂上は広く、休んでいる人が多い。
周りは同じような山が連なり、目印になる山がなく
どこがどこやらさっぱりわからなかった。



15分で次のピーク、古御岳。



古御岳の下りは急だが、紅葉が残っていてきれい。



高畑山、中ノ沢ノ頭とゆるやかに登ったり下りたり。



杉林で景色が見えないのは残念。



天目指峠で車道を渡る。



峠から登ったところにベンチがあったのでお昼にする。
カップ麺の買い置きが一つしかなかったのでわたしはスープデリ。
確かこれはGWに会津駒に行った時に現地のコンビニで買って残ったもの。
ついこの間のような気がするのにもう1年が終わる季節になってしまった。



最後に急な登りを子ノ権現に向かう。
権現様の鐘の音が聞こえてくる。



樹林が途切れると子ノ権現の裏の広場。
振り返ると歩いてきた伊豆ヶ岳と古御岳が見える。



広場の下に大きな白い手が見える。
仏様の手?単なるオブジェ?



裏から子ノ権現にお参り。
足腰の仏様ということなのでいつまでも山が続けられるようお願いする。



奥の院に登るとスカイツリーが見えた。



参詣後、吾野駅に下る。
20分ほどの『降魔橋』からは車道になる。
さらに1時間歩いて吾野駅に着く。
西武線に乗って正丸駅に戻った。



7:35正丸駅―8:30かめ岩―9:20~25伊豆ヶ岳―10:55天目指峠―12:10~45子ノ権現―14:10吾野駅

nincabe

学生時代から趣味の山登りを続けています。出産子育て中のお休みをのぞいても30年以上になります。
若いころのようながむしゃらさはなくなりましたが、今も月2回は山に行きます。

そんな山の記録を中心に綴っていきます。