入笠山から白岩岳 その4 10年12月30日~11年1月1日

2010年の山
02 /01 2011
2011年1月1日(土)
天気:晴れ

大晦日は紅白歌合戦が始まる頃にはシュラフに入っていた。
今回のメンバーは全員お酒を飲まない。
酒豪が多いM山岳会の中では異色のパーティーだ。
元旦は4時に起き、支度を整えて初日の出を拝んでから出発する。



幕営地からはしばらく細い稜線を行く。
稜線の上を歩けず斜面を巻くところもあった。



30分ほどで細い稜線は終わり、緩い登りになる。



2193mピーク付近から、北東に八ヶ岳が見える。
北は雲が多く、天気は荒れている模様。
北アルプスに入っているパーティーはどうしただろうか?



樹林の中は軽いラッセル状態。
多いところでもひざ下くらい。



2時間半で白岩岳に到着。
白岩岳は南北に長いピークで最初どこが山頂か分からなかったが、
南端まで行くと視界が開け山名板もあった。



白岩岳から北岳と仙丈ケ岳。



甲斐駒ケ岳は鋸岳と重なる。



西は伊那谷を挟んで中央アルプス。



白岩岳からはやや急な下り。



再び登って次の2189mピークから真西にのびる尾根から下山する。
2189mピークで現在地を確認してから下り始める。

最初はかなりの急斜面。
ゆるやかになって順調に下っていく。

何箇所か尾根が派生していくのでその都度GPSで現在地を確認してから下る。
標高1900m付近で露岩があり、そこを巻いて下る。
そこから下は赤テープもあり、作業道のようになっていた。



雪は少なくなり、凍結に注意しながら下る。
やがて大久保沢に下り立ち何回か石伝いに沢を渡りながら下る。
赤テープはずっと続いていた。



大久保に着き、小黒川に架かる丸太の橋を渡って林道に上がる。



計画ではここでもう一晩幕営するはずだったが、時間が早いので下山することになる。
ここからは車道を歩く。
7kmくらいか?



ひたすら車道を歩く。
履き替え用のスニーカーも持っていたが、
登山靴を持つと重くなるのでそのまま歩いていたら両足にマメができた。



2時間ほどで仙流荘のバス停に着く。

ここから高遠行きの路線バスと新宿行きの高速バスが出ている。
高速バスは予約が必要というので電話してみるが、
今日は満席とのことなので路線バスで帰ることになる。

時間があるので温泉に入ったあと、バス停で待つ。
しかし時間になってもバスが来ない。
あたりは暗くなってしまい・・・
バス停をよくよく見ると『1月1日は運休です。』との表示がある。

仕方なくタクシーを呼ぶ。
しかしタクシーで伊奈まで出てそこから高速バスに乗れたのでかえって良かったかもしれない。

7:00幕営地―9:30白岩岳―10:15 2189mピーク西尾根下山―13:20~40大久保―14:25~35戸台大橋―15:30仙流荘
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入笠山から白岩岳 その3 10年12月30日~11年1月1日

2010年の山
01 /29 2011


そこからは南西にのびる尾根を下っていく。
南側はかなり急な谷だ。



次のピークとの鞍部。

入笠山辺りより雪が少ないようだ。
笹原の中にずっと鹿のトレースがあり、それほど苦労せず歩ける。
林の中では何回か鹿が走っているのを見かけた。

鞍部からは急な登りで喘ぎながら登っていく。



そこを登りきると傾斜のゆるやかな上り下りとなる。



2129mピークからは稜線は南東に向かう。

次の小ピーク2079mで再び南西方向になる。

その直前、平坦で森の中の広場のようなところだった。
前から2番目を歩いていたわたしは緩やかな斜面の上方、木の間に何か黒いものがあるのに気付いた。
前を行くKさんに「あれ、何かな?」と話しかけて立ち止った。
木の切り株かな?と思った瞬間それはパッと身をひるがえして上の方に走って消えた。

形や動きからどう考えてもクマだ!

少し遅れて後ろを歩いていたAさんとFさんは見ていない。
わたしはクマを見たのは初めてだったので先に進むのが怖かったが、
他の3人は全く気にすることなく、どんどん進んで行く。
リーダーのAさんは足跡を見て「クマだね。」と断定していた。

2079mピークを過ぎてからは幕営適地を探しながら進む。



30分ほど歩き、Fさんが眺めが良いからと選んだところはかなり狭い場所だ。
テントを張ると稜線をふさぐ形になってしまうが、他に通る人もいないので
雪を削って平らにしてテントを張った。

南には甲斐駒ケ岳、北岳、仙丈ケ岳が並んで見える。
翌朝2011年元旦の景色をどうぞ。






北岳の東面が朝日に染まってきた。



甲斐駒の東の空が明るくなってくる。



尾根の向こうから朝日が登る。



2011年の初日の出

31日のタイム 7:15幕営地(林道)―10:00釜無山―13:40幕営地(稜線)

入笠山から白岩岳 その2 10年12月30日~11年1月1日

2010年の山
01 /25 2011
12月31日(金)
天気:快晴

夜は暖かいくらいだったが、明け方は冷え込んだ。
天気は良くなっており、
積雪はそれほど増えてはいなかった。



テントをたたみ、また林道を歩いて行く。



20分ほどで林道が交差する先に釜無山登山口の看板があった。
ここから林道を離れ登山道に入る。



と言ってもこんな状態でどこが道なのかよく分からない。
時折見える赤テープを頼りに進む。



登山口から30~40分のピーク状のところでテープが途切れる。
GPSで確認すると2003mの小ピークで
地図と照らし合わせて道は南に方向を変えることが分かった。



南に下っていくと再びテープが現れる。



尾根に乗り、今山行中初めて広々とした景色を目にする。



釜無山へ緩やかに登っていく。



山頂付近は平坦になっている。



約3時間、ようやく釜無山の頂上に到着。
ここから先は登山道はない。



釜無山から南西に平坦な笹原を進む。



赤テープなどの目印も続いており、
歩きやすいところに鹿の踏み跡があってだいぶ助けられた。

釜無山から40分ほど行くと急に視界が開け、南アルプスの山並みが見えた。



仙丈ケ岳。



仙丈ケ岳、ズームで。



甲斐駒ケ岳と鋸岳。
左にちょこっと富士山も頭をのぞかせている。



甲斐駒ケ岳。

入笠山から白岩岳 その1 10年12月30日~11年1月1日

2010年の山
01 /21 2011
お正月は実家に帰省して老親に顔を見せるのが恒例になっているのだが、
今年は夫の仕事の都合でそれができないことになり、
わたしは年末年始に山岳会の山行に参加することにした。

会にはいくつかのプランが出ており、
紆余曲折の末にたびたびお世話になっているAさん企画の
入笠山から釜無山・白岩岳を縦走するパーティーに混ぜてもらうことになる。

このルートは釜無山までは登山道があるがその先は道はなく歩けるのは雪がある時だけ。
冬季も入笠山をのぞけばめったに入る人はいないようだ。
山域的にそれほど雪は多くない場所だが雪がなければ歩けないし水も得られない、
逆に雪が多すぎれば自分たちだけでラッセルしなければならないルートだ。

メンバー:Aさん、Kさん、Fさん
12月30日(木)
天気:雪

中央線富士見駅から富士見パノラマスキー場の無料送迎バスを利用。



片道1000円の料金を払い、ゴンドラで一気に1800m近い山頂駅へ。
グングン上がるゴンドラの中でこれを歩いたら大変だ、1000円は安いねと話す。



下界は曇りだったが、ここまで上がると吹雪。



わたし達の他に登山者はなく、案内図を確認して入笠山に向かう。



入笠湿原、スノーシューの跡だけが見える。
車道や登山道が錯綜して分かりにくく悩みつつ進む。

途中下山してきた二人が今回の山行中に会った唯一の登山者。



1時間以上かかって入笠山頂上に着く。



景色は全く見えず、時折ぼんやりと鉄塔や建物がうかぶのみ。
風があり寒いので、少し戻って釜無山への分岐で休む。



分岐からはトレースがなくなるが、まだ登山道はわかる状態。
雪は小ぶりになる。



入笠山を下って佛平峠、左に林道がある。



林道に出たところで下ってきたトレースを振り返る。



ここからは林道をたどる。
車の轍が残っていた。



すぐに首切清水。



大阿原湿原。
程久保山のピークを通るはずだったのだが、
登り口に気づかずにずっと林道を歩いて巻いてしまったようだ。



この日は程久保山の先の林道が交差するところでテントを張る。
テントを張っているうちに雪の降り方が激しくなる。
湿った雪のためテントは濡れ、換気には注意が必要だった。
写真は翌朝撮影したもの。

10:50ゴンドラ山頂駅―12:10入笠山頂上―12:55首切清水―14:30幕営地点

八ヶ岳真教寺尾根から赤岳 その3 10年12月11日(土)12日(日)

2010年の山
01 /10 2011
山頂まで15分の分岐で3回目の休憩。
ここは眺めもよく岩陰で風も弱く、山頂は人が多かったのでこれは正解だった。



阿弥陀岳と御嶽山、乗鞍岳。



こちらは真っ白な北アルプス。



権現岳と南アルプス、左から北岳、甲斐駒、仙丈。



赤岳山頂に向かう。
稜線に登ると急に強い風になる。



岩稜のトラバース。



赤岳山頂。



山頂からはさっきの分岐では岩陰になって見えなかった後立方面もくっきりと見えた。



横岳方面への稜線の様子。



下山路の地蔵尾根に向かう。



地蔵尾根の分岐。
ここを下る人が多く、渋滞している。



横岳。



赤岳。



中岳と阿弥陀岳。



渋滞する地蔵尾根の下り。
雪は少なく、クサリや階段などはまだ埋もれていない。



上部の急なところを過ぎると流れもスムーズになり、あっという間に行者小屋まで下った。
行者小屋は営業しておらず、テントも数張りあるのみだった。
ここでハーネスやアイゼンを外す。



南沢を美濃戸へ下る。



下るにつれ雪は減り、気温も高くなっていった。
美濃戸周辺は雪もわずか。
美濃戸口までの林道歩きは相変わらずうんざりだが、
会の若いメンバーと話せたのは有意義だった。

6:00扇山―10:00~10赤岳―11:10~35行者小屋―12:50~13:05美濃戸―13:50美濃戸口

nincabe

学生時代から趣味の山登りを続けています。出産子育て中のお休みをのぞいても30年以上になります。
若いころのようながむしゃらさはなくなりましたが、今も月2回は山に行きます。

そんな山の記録を中心に綴っていきます。